前の記事で、野良猫の子供を保護して、里親に出したことを書きました。
では、親たちはどうしているのかというと、納屋で餌だけあげています。

だけど、このままだとまた不幸な猫が増え続けてしまいます。
年に3回以上、5~6匹産みますので、
一年で20匹以上になります。
子猫も半年たてば産めるそうです。
それではいけないということで、TNR活動することにしました。
Trap(捕まえる)、
Neuter(不妊手術)、
Return(戻す)
の略です。
TNR活動を支援してくださっている、
もふもふ堂さんに捕獲檻を借り、納屋にしかけました。
子猫のこともあり、捕獲し始めたのが遅かったのですが、捕獲し始めて2週間ぐらいで3匹を
捕まえることができ、無事手術して戻すことができました。
うちの周りに4匹いて、最後の子猫の母親が残っているのですが、警戒心がとても強く、なにか別の仕掛けでないと無理そうです。
しかも最近、寄りつかなくなってきてしまいました。

手術を終えた猫。耳を少しV字にカットしてあり、手術済なのがわかるようにしてあります。
また、手術代ですが、うちにも置いてある、チャリティカレンダーを作成している
ネコと動物愛護さんに補助金を頂き、大変たすかりました。ありがとうございます。
補助金は今年で終わりだそうです。
私も今回、改めてネコの現状を勉強してみました。
いま、全国で
約15万頭のネコと、約5万頭の犬が殺処分されています。
ネコの場合、その
74%にあたる12万頭が子猫です。
引き取られる子猫の数はとても多く、健康状態もよくないため、その大半が命を絶たれます。
野良猫に安易に餌だけを与えていると、殺処分されるネコを増やしていることになります。
TNRをしておけば、1代限りの命となり、安心(?)して餌を与えられます。
野良猫の寿命は短く、3~4年だそうです。環境が厳しいからでしょうね。
みなさんも、ただ餌を上げるだけではなく、不幸なネコを増やさない活動を行う、もしくは支援していただけたらと思います。
松本保健所の猫の譲渡ページには、今年度掲載状況99件299頭、だそうです。
とても多くてびっくりしました。
なんとか不幸な犬、猫を減らしていきましょう。