昨日の夜は、晩酌をしながら夜更かしをしスマフォの設定をいじくりいじくりしてた。
そこで、ふと「お蕎麦のほんとの美味しさってさんだろう」と思った。
私のように、田舎そば風の玄そば製粉にこだわる人もいれば、殻なんて不可食部分をいれるなんてダメだって言う人もいる。
というか、そちらのほうが今の蕎麦界では主流だろう。
江戸蕎麦は、殻を取った丸抜きを作ることにとても努力したからだ。
私はどちらも好きなんだけど、自分が作るのは玄そば製粉。
なんで?と言われれば、子供の頃から食べていたからこれが蕎麦と思っていた、としか言えない。
ただ、昔の田舎そばのボソボソしたのは好きではないので、石臼製粉の歩留まりを52%程度に抑えて粗挽きにし、冷麺のような食感と見た目を目指している。
だけど、丸抜き製粉の優しいそばも好き。ほんとに美味しい丸抜き製粉は、こぅ、食べた瞬間にふわっと包み込まれる感じ。
私の玄そば製粉はなんか攻撃的な感じがする。どうだ!このコシ(?)の強さ!食べてみろ!という感じ。
結局、人それぞれの好みで美味しいお蕎麦ってあるから、食べ物全般そうだけど、万人に好かれるものはないなぁと、いつものとこに着地。
こんなこと考えていたら、なんか丸抜きのお蕎麦も出してみたくなってきた。
ハウスの作業場に以前改造したインペラ式脱皮機出してみようかなあ。
優しいお蕎麦も出してみたい。年取ったからかな。
だけど、自分の中にほんとの優しさがないと出来ないかも~。

上は丸抜き製粉した平打のおそば。